【コラム012】イライラしない考え方
私は短気なほうで、よくイライラする。人生の限られた時間で「イライラ」している間は、「不幸せ」な時間と言える。幸せになるために生きているはずなのに、相反する行動や思考となっている。
先日ある事象において、イライラしなくなる(当たり前な)方法に気付いた。
駅から空港に向かうリムジンバスに乗車する時の話だ。飛行機の時間に間に合うように、かなり余裕をもって長蛇の列に並んだ。ところが、バス出発時刻になっても到着しない。「交通渋滞により、大幅に遅れております。お急ぎのかたは他の交通機関をご利用下さい」とアナウンスが何度も流れる。一人、二人と列から離脱していく。予定よりも40分以上遅れている。私も(いくら余裕をもったとは言え)電車を利用すべきか?とイライラしていた。電車移動に切り替えるとギリギリ間に合う。
その時、ふと「自分でどうにもならない時は、最悪の事態を考えよう」と思った。
飛行機の次の便は複数ある。その日はアポイントも特にない。と、なると、最悪の場合(予約便に乗り遅れた場合)は、「通常料金で追加で航空券を購入すれば良い」ことを自分が承諾すれば良いだけだ。
なんだ、多少のお金が追加で必要なだけか。と理解したら、急に落ち着ける。
結果、バスが来て、何とか予定便に乗れた。何よりも、バスが到着するまでの間、全くイライラせずに過ごせたのだ。今後もイライラしたときは、「最悪の事態が起きたら、自分がどうなるか」を想像してみようと思う。