【コラム004】あうんの呼吸の崩壊
あうんの呼吸の崩壊
コロナ禍を経て、様々な「常識」と言われていたものが変わった。
温泉旅館での「定員料金」についても同様だ。
以前は、団体客に対して、定員料金のみを案内する事が多かった。実際のところ、部屋割りをする段階で、定員5に対し4名もしくは3名で入ることも多々あった。20名(男性17、女性3)だと、男性4R(5・4・4・4)、女性1R(3)が普通で、追加費用が発生する事もなかった。当時は【団体客が主戦場】であったため、旅館側も優遇をしていた訳だ。
ところが、現在は【個人客が主戦場】となっている。前述の例だと、「定員料金」の適用は5名のところだけ。男性4名や女性3名は追加料金が発生する事案が出てきている。
今までの慣習と異なるため、多くの旅行業者が困惑している。
時代が変わり、あうんの呼吸が通用しなくなっているのは仕方がない。但し、「定員に対して1名減でも追加料金が必ず発生する」場合は、新規予約時に知らせてもらいたい。