【コラム002】中小旅行業者の生き残り策②

中小旅行業者の生き残り策②

全国の旅行業者を訪問していると、「これはすごい!」と思える取り組みをしている事例に時々出会う。今回は、小学校の遠足等のバス受注に成功した事例。

この旅行業者は、コロナ以前は「学校からのバス受注」を1件も取扱っていなかった。それが、今や売上の3~4割を占めるまでに成長した。

なぜ、未開拓の学校のバス受注を始めたのか?どうやって急拡大が出来たのか?

まず、始めた理由はシンプルに「コロナ禍で一般旅行業務が枯渇した」から。

営業方法もシンプルにDMだ。ただ、「封書だと未開封のまま捨てられる」から、ハガキにした。当初は説明文が多めだったが、徐々にイラストを多めにしていった。これを定期的に3年間続けた結果、学校のバス受注を大幅に増やしたのだ。

 

何事も一発逆転の奇策はなく、「シンプル」で少しずつブラッシュアップしながら「継続」するのが成功の近道なのだ。

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