【コラム010】顧客教育の重要性
長年業界内にいると、「それは当たり前だろ」と言う業界常識がある。
我々、観光業界もそうで、ここ近年だと
- バス代高騰は、法規制の改訂とドライバー不足が原因
- 宿泊代高騰は、物価高とインバウンド(円安恩恵)が主因
- 内需減退に対応した戦略的な顧客単価アップ
このあたりが常識だ。
しかし、一般人にそのような認識はない。2〜3年前と同様に考えており、「何でそんなに高いんだ!」と驚く。
このような、一般人と業界内との認識格差は、「説明」せねば埋まらない。旅行業界だと、旅行業者の営業担当者やカウンター担当者が、上記の説明をせねばならない。
ところが、説明をしない(出来ない)担当者が一定数いる。自身の営業力(や企画力)の低さを「低価格」で補ってきた者は、ここで試合終了となる。
今こそ、価格高騰の根拠を説明し、付加価値をつけた提案が出来るか否か。真の営業力・企画力を問われている。