【コラム008】「外人」と呼ぶ人
日本のインバウンド(訪日客)は、破竹の快進撃だ。
10~15年前、「英語が公用語でない」「アクティビティが少ない」「良いホテルが少ない」などネガティブな理由から、「日本はインバウンドの数を飛躍的に伸ばすのは難しい」と言われていた。
ところが、この快進撃。
スマホなどテクノロジーの進化により、様々な障壁が減ったという要因もある。
現在、多くの人が口にする勝因は、「安全」「美味」「清潔」「歴史」。
私も実際にそう思う。世界の国々と比較した場合、これらの要素は圧倒的に優位だ。故に今後もインバウンドが伸び続けると考えられる。
我々、観光事業者からすると、「インバウンド」を視野から外す理由は1つもない。
ところが、未だに『あそこは外人だらけで嫌になる』と差別的・排他的発想の発言をする観光事業者がいる。
今後の日本の人口動態と可処分所得を考えれば、「日本人」だけでビジネスが成立しないのは明白。時代遅れとならない言動に気をつけよう。