フロントとして想うこと 8

「将来働きたい」と思わせる会社の凄さ

ある旅館の総案会議後の懇親会にて3つの驚きがありました。

通年、この旅館では会議後に懇親会がありますが、今年は社員の忘年会に参加させてもらう形式でした。旅館を休館日にし、関連会社含め約250名ほどの全社員が一同に参加する忘年会に圧倒されましたが、毎年新年会か忘年会を行っているそうです。
ここで1つの驚きですが、社員だけでなく、社員の家族・子供まで参加していたこと。
2つめの驚きは、参加している社員や家族の目がイキイキとしていること。この忘年会をすごく楽しみにしている様子が私にも伝わりました。
3つめの驚きは、宴会後に私が入浴している際の出来事です。
社員家族のお子さん(小学校低学年)2名と偶然話をしました。私が送客する立場の人間と理解していない子供たちですが、何気ない会話の中で、私が「大きくなったら、この旅館で働きたい?」と聞くと躊躇なく「うん!もちろん!」と答えたのです。
親である社員さんが、普段から仕事場に対して不満やマイナス意識をもっていたら、絶対に出てこない回答のはずです。
これにはとてもびっくりしたと同時にこの旅館の凄さを実感しました。
社員さんの子供に『将来働きたい会社です』と自然に言わせられる労働環境を整える宿こそが、今後も生き残っていくのでしょうね。

(2012年2月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤部長)