フロントとして想うこと 197
発生する料金は必ず施設から申告を!
宿泊手配をする上で時々困ることがあります。
お子様料金で【大人に準じた料理+布団(いわゆるA)】、【お子様ランチ+布団(いわゆるB)】の料金と人数カウントです。
最も多いのがA=大人の70%、B=大人の50%の金額で、大昔にJTB主導で策定されました。
人数カウントはAは大人1名とみなす、Bはカウントしない等、色々あります。これらの料金やカウント方式は、本来は各宿泊施設さんが決めるものであり、宿泊者はそれに従うだけです。
しかし旅行業者や手配をする我々のような者にとっては、前述のJTBが提唱した方式を頭に入れています。これらとお宿さんの規定が異なる場合は事前説明がなければ揉める原因になります。
また、小グループ団体で宴会場をブロックした時に発生する【個室利用料】も何名から発生するのか?これもお宿さんが決めるものではありますが、事前説明がなければ揉めます。
料金が発生する事、料金が変動する事については、電話問合せした時点で事前説明が頂きたい。
予約返信FAXへの記入だけでは、『今更言われても困る!』というのがお客様や旅行業者の本音です。
(2019年9月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤匡)
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