フロントとして想うこと 184
代理業から旅行の専門家への転換を
日本よりも10年以上前からOTA(オンライン旅行会社)等の荒波にさらされているアメリカの旅行業界団体が名称を変更しました。
「American Society of Travel Agents」から「American Society of Travel Advisors」に変更されました。
たった一つの単語の変更ですが、その内容は随分違います。
エージェント(予約を代行する中間業者)からアドバイザー(専門家としての知識を販売する)への転換を掲げています。
名称だけでなく、認定資格制度を導入するなど様々な施策を行うようです。
日本の旅行業界も「旅行代理店」から「旅行会社」へと名称変更して、かなり経ちますが、未だに多くの一般消費者から「旅行代理店」と言われています。
当社などの旅行サービス手配業も含め、代理業、代行業から脱却し、自らの価値を産み出し訴求できる会社にせねばなりません。
(2019年4月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤匡)
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