フロントとして想うこと 163

オーバーブッキング(過剰予約受付)について

受入施設の皆様に空室・空席状況を確認し、満室満席回答をされた際に時々思う事があります。

それは「オーバーブッキングを全くしていないのでは?」です。

中には『オーバーブッキングさせるなんてとんでもない。不義理だ!無謀すぎる!』と考える人もいるようです。

実際にオーバーさせると大変な苦労も必要ですし、相手方には多大な迷惑を掛ける事になり、大変不名誉な事になります。
しかしながら、旅行業法にはオーバーブッキング有りきで様々な規定があります。

受入施設や運輸機関がオーバーブッキングをした場合、旅行業者はどうなるという規定が明記されています。
つまり業法的には暗黙の了解なのです。

当然、当日に空室や空席がある事は会社にとって大きな損失です。
熟練の予約担当者になると団体の目減りや仮予約の数を考慮して
『◯ルームくらいならオーバーさせても大丈夫』
『このツアーは取り消しになるか目減りするから◯席くらいなら被せても大丈夫』
と判断されます。

経験と読みと度胸が必要ですが、オーバーブッキングを(敢えて)させる事はとても重要です。

ちなみにネットでオーバーブッキングを調べると以下のように記載してあります。

『過剰予約に由来する予約内容の変更、また予約取り消しは、世界的に免責事項として認められており、これを規制する法律等は存在しない。このため、宿泊予定者が、宿泊施設(または仲介の旅行会社)を契約違反を理由として問責しても無効であり、訴訟を起こしても利益を得る見込みは無い。』

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(2018年7月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤匡)

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  • 珍しい旅行企画を作るのでTVで取材されました!

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