フロントとして想うこと 159

予約課の困窮、どう乗り越えますか?

中規模の旅館さんの予約担当人数が足りていないようです。

多くの施設さんで早出残業を余儀なくされ、かなり疲労困憊しています。
良いサービスを生むのは健やかな心身あってこそです。
疲れきった状態では真逆の現象が起きてしまいます。

人数不足の原因は2つあります。

1つは仕事量の増大です。

予約係がすべき確認作業は10年前の3~5倍と言われています。
それくらい今の顧客(団体も個人も)にはきめ細かな対応が求められています。

2つめの原因は人材育成不足です。

予約係で一人前になるには3年以上かかります。
前任が退職したからといって新たに人を投入しても、即戦力になるにはかなりの時間を要します。

しんどいから辞める
→残されたものは更にしんどくなる
→また退職者が出る
という負のスパイラルです。

以上2つの原因にプラスして、
当社のような旅行サービス手配業者(案内所)の廃業もあります。
ある程度のことは彼らがやってくれていたので予約係の仕事も回っていましたが、この数年で案内所業務を行う旅行サービス手配業者は減っていく見込みです。

そうなると予約係は直接旅行業者へ何度も確認連絡をすることになり、担当が不在で話が進行しなかったりあれこれと面倒や文句を言われたりと、かなりの苦労が増えることが予測されます。
予約管理の仕事がAIで補われるようになるまでは、予約課に人材投入は不可欠でしょう。

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(2018年6月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤匡)

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  • 珍しい旅行企画を作るのでTVで取材されました!

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