フロントとして想うこと 148

堅い一般団体に変化が起きています

一般団体の目減りが目立つようになってきました。
以前はバス3台だったのが1台になってしまったり、40名だったのが15名になったり。

募集ツアーに比べ『目減りが少なく堅い』と言われてきた一般団体に何が起きているのでしょうか?

例えば、150名の組織団体を想像して下さい。
過去の参加率から予測し、その内の100名が参加するだろうと見越して、100名の予約が発生します。この時点では、100名全員が旅行参加する事を約束しているわけではないので、あくまでも予測人数です。実際には会内部で募集をして、その締切が1ヶ月前とか数週間前になっています。そして、締切前後になっておおよその実数が出てきます。

昔からこのやり方でしたが、ここ最近になって直前に人数が減るのは理由が2つあります。

1つめの理由は、そもそもの組織人員が減ってきていることと高齢化が進んでいること。
組織に若い年代や次の世代の加入を促してこなかった為です。平均年齢65歳の団体は、10年後には75歳の団体です。
若い世代の取り込みを継続的にしなければ、この団体は消滅します。

2つめの理由は、【旅行】というもの自体の価値が下がったためです。
昔の人は『旅行に連れて行ってもらえる』と喜んで参加してくれていました。今は旅行の情報も氾濫し、気軽に何度も旅行した経験のある方が増えています。親しい仲間と行くなら違いますが、それ程仲良くもない間柄ならわざわざお金を払ってまで団体行動をしたくないと思うのでしょう。

いずれの理由とも撃つ手はあるのですが、これを何とかしようと骨を折る業界の方はとても少ないです。

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(2018年2月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤匡)

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  • 珍しい旅行企画を作るのでTVで取材されました!

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