フロントとして想うこと 125

観光業と役所の乖離(後編)

前編の続き)

もうひとつの違和感は主催者側の思惑に対してです。

参加者のほとんどは観光をビジネスとしてやっていこうと考えています。
にも関わらず、プレゼンテーターの多くがマクロ観光経済について述べます。

マクロ観光とは、観光を大枠で捉えた(団体も個人もインバウンドも何もかも)考え方の事です。

観光ビジネス目的の参加者たちは、もっと具体的で実効性のある話を聞きたいのです。
ざっくりと大枠な話では自分のビジネスに活かせないのです。

ミクロ観光経済(的を絞った限定的なもの)について話をすべきなのに、敢えてその話をしない理由は何か?
それは個々のビジネスにとって実効性のある話ができるノウハウがないのでしょう。
だから大枠のマクロ観光の話ばかりして、参加者に対して何となく『観光にはチャンスがある』と思わせることに終始しているのだと思います。

お役所が思わせぶりで虚構な観光ビジネスを振りかざすことにとても違和感を感じぜずにはいられません。

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(2017年1月発行 Itohかわら版より抜粋 文/伊藤匡)

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  • 珍しい旅行企画を作るのでTVで取材されました!

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